産婦人科の歴史
産婦人科の歴史は、日本では比較的浅い歴史となっています。
なぜならこれは、そもそも日本には産婦人科という医療は必要とされてこなかったからです。
というのはつまり、日本では従来から、妊娠、出産、新生児のお世話などを主に見てきたのは、お産婆さんと呼ばれる人たちで、今でいう助産婦さんでした。
妊娠や出産に医療が関係するという場合はほとんどなく、帝王切開による出産や妊娠中絶が必要な場合、また堕胎が必要な場合などは、外科医が手術を行なっていて、妊娠や出産にかかわる医療というとその程度のものしかありませんでした。
ですから、日本で産婦人科という言葉が医学分野のひとつとして使われ始めたのは、明治維新後、海外から産科と婦人科という言葉が入ってきてからで、それらを1つに統合して産婦人科として使われるようになっていきました。
ある資料によれば、産婦人科の講義が日本で初めて行なわれたのは、明治15年(1881年)ころで、大阪大学医学部の前身である大阪府立大学医学校で行なわれたと記録されています。
そして産婦人科が医学の分野として確立され、大学の医学部に登場したのは、大正時代に入って身体とされています。
大学に医学部が出来、産婦人科が医学の一領域として位置を占め始めてからようやく、男性の産婦人科医が現れるようになりました。
それまでは妊娠や出産についてはお産婆さんが扱っていたため、女性が携わっていることがほとんどだったからです。
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